今より10年ちょっと前、高校生の頃のお話。
当時中高生の間では「変なところにつながる電話番号」というのが流行っていました。
「お化けにつながる番号」「宇宙人の声が聞こえる番号」「お経が聞こえる番号」
「呪いの番号」「リカちゃんにつながる番号」「宇宙パワーを送ってもらえる番号」etc…
様々な怪しい電話番号が出回り、多くのキッズが公衆電話からかけては笑ったり怖がったりガッカリしたものでした。
間違い電話したり、普通の家庭の番号だったらどうすんだ!て話なんですが、中高生というのはベーシックにバカなのでその辺はあまり考えなかったのです。
ご多分に漏れず、かくいう私もいくつかの電話番号にかけて遊んだものでした。
そんなある日、親友のオガワ君がとある電話番号を入手してきました。
それは
「この番号に電話して、30秒以上無言で、受話器を耳に当てたままに出来たら根性者」
という、彼の地元で「度胸試し電話」と呼ばれる番号でした。